症例実績のお知らせ
幹細胞治療10,600症例突破

※当グループ調べ(2015年3月〜2024年1月)

治療前後の歩行比較

培養幹細胞治療とは

再生医療のひとつで、炎症や痛みの抑制に働く幹細胞を増殖してから患部に注射し、直接作用させます。自分のお腹の脂肪から採取した幹細胞を利用するため、アレルギーなどの心配も少ない治療法です。

  • 変形性ひざ関節症に有効
    変形性ひざ関節症に対する効果として、炎症からくる痛みと関節機能の改善が認められていて、整形外科領域で近年広がっている治療法です。
    治療の影響を受けるひざ関節
  • 長期的な改善が見込める
    ひざ関節症クリニックでは治療後6ヵ月〜1年にわたり、痛みや関節機能が改善されていることを確認していて、日本再生医療学会でも報告しています[1]
    カレンダー
  • 入院いらずの治療
    幹細胞の投与は注射器で行えるため、人工関節などの手術のようにひざを切開しないで行うことが可能です。もちろん、治療後すぐに日常生活に戻れます。
    散歩風景

こんな方が
受けられています

当院でこの治療を受けられている患者さまは、変形性ひざ関節症の進行期〜末期である方が89%を占めています。なかには片ひざの人工関節置換術後、もう手術はしたくないと培養幹細胞治療を受けられた患者さまもいらっしゃいました。
早期治療の方がより高い効果が期待できますが、当グループの症例では、進行期〜末期においても一定の効果が確認されています[2]

  • 変形性ひざ関節症の進行期〜末期
  • ひざの痛みが強く歩きづらい
  • できれば人工関節にしたくない

治療の流れ

患者さま自身のお腹から、20mLの脂肪を採取します。幹細胞は培養するので、ごく少量の脂肪でまかなえ、細身の方や高齢の方でも問題ありません。採取した脂肪をCPC(細胞加工センター)に輸送して6週間培養したら、クリニックにて関節内に注射します。痛みはほぼなく、治療後もいつもの通りに生活いただけます。

培養幹細胞治療の手順

ご不安は可能な限り取り除きます

脂肪の採取と言っても、注射器のような器具で吸い取るので、大きな傷や出血はありません。施術時間も10分ほどです。そうは言ってもご不安かと思いますので、看護師が常に近くで付き添い、医師も次に何を行うかきちんとお声がけして、リラックスできるよう努めております。

痛みが改善される理由

幹細胞には、炎症を抑える作用や、鎮痛を促す物質を産生する作用が報告されています[3][4]。ただ痛みが軽減されるだけでなく、痛みの原因を治療できるというわけです。また一方で軟骨を保護するという報告も見られ[5]、この作用も変形性ひざ関節症の症状改善や病態の進行抑制へと有意に働いているのではないかと考えられています。
実際、培養幹細胞の関節内注射で、痛みや関節機能を数値化したスコアに改善が見られたという結果も、国際的な医学誌に掲載されています[6]

培養幹細胞治療後の評価スコアグラフ

他にも期待できる作用が示唆されています

幹細胞治療で軟骨が再生されたという有意な結果は、残念ながらまだ得られていません。ただ、それを期待させる報告は散見されます。
例えば、幹細胞の抗炎症作用より組織修復作用の方が、炎症の抑制に関係しているかもしれないことを示唆する結果[7]がひとつ。また、軟骨改善スコアが良くなったマウス実験[3]や、ヒトの治療ではごく数例ですが、MRI画像のように軟骨の厚みが増していた例[6]の報告もあり、可能性の広がりを感じます。

培養幹細胞治療後のひざのMRI画像

当グループの症例

ひざ関節症クリニックグループには、様々な患者さまが来院されています。

この治療に関する情報●初診料 ¥3,300 ●モニター価格 片ひざ¥1,012,000(両ひざはプラス¥270,000)

治療の副作用・リスク脂肪採取や治療後の数日間は、痛みや腫れ、赤み、熱感を伴うことがあります。この他にも何らかの不調や気になる症状が現れる可能性もゼロではありませんので、異常を感じた際には速やかにご相談ください。

治療にかかる費用

詳しい費用については、料金ページにてご案内しております。また、当院の治療は自由診療になりますが、医療費控除制度が適応される場合があります。併せて内容をご確認ください。

よくある質問

  • どれくらいで効果が現れますか?

    だいたい2〜3ヵ月ほどで効果が現れてくるケースが多く見られます。変形の程度によって個人差はありますが、なかには1ヵ月くらいで効果が出てくる方もいらっしゃいます。

  • 他の幹細胞治療とはどう違いますか?

    幹細胞治療には、培養しない方法と培養してから投与する方法があります。前者は採取した200mLほどの脂肪組織から、幹細胞を含む細胞群を取り出して使用します。脂肪の採取から治療までを1日(約4時間)で行います。一方、培養する場合は6週間かかりますが、20mLの脂肪で治療可能です。
    ひざ関節症クリニックの症例で言えば、培養した方が良好な結果が見られており、日本再生医療学会でも報告しています[8]

  • どんなリスクがありますか?

    脂肪採取部の内出血や痛み、注射による腫れなどが考えられます。ただ、当グループでは2018年12月現在までに700例以上行っていますが、重篤な副作用の報告はありません。
    細胞採取に伴う痛みも鎮痛薬の服用でコントロールできていて、この件についても各種学会でも報告しています[1]

  • 出典

    1. [1]

      大鶴任彦 自由診療として行う膝関節領域再生医療の現状と課題 第18回日本再生医療学会総会(シンポジウム)2019

    2. [2] Naomasa Yokota, et al. Clinical results following intra-articular injection of adipose-derived stromal vascular fraction cells in patients with osteoarthritis of the knee. Regenerative Therapy. 2017;volume6:108-112
    3. [3] M. ter Huurne, et al. Antiinflammatory and Chondroprotective Effects of Intraarticular Injection of Adipose-Derived Stem Cells in Experimental Osteoarthritis. Arthritis and Rheumatism, vol.64, no.11, pp.3604–3613, 2012.
    4. [4] Jo CH, et al. Intra-articular Injection of Mesenchymal Stem Cells for the Treatment of Osteoarthritis of the Knee: A 2-Year Follow-up Study. Am J Sports Med ;45(12):2774-2783. 2017.
    5. [5] M. Maumus et al. Adipose mesenchymal stem cells protect chondrocytes from degeneration associated with osteoarthritis. Stem Cell Research 2013 Sep; 11(2):834-44.
    6. [6] Pers YM, et al. Adipose Mesenchymal Stromal Cell-Based Therapy for Severe Osteoarthritis of the Knee: A Phase I Dose-Escalation Trial. Stem Cells Trans Med 5: 847-56. 2016.
    7. [7] 田中良哉ほか. 間葉系幹細胞を用いた炎症性関節炎の治療と再生. Jpn. J. Clin. Immunol., 38 (2) 86~92. 2015
    8. [8]

      横田直正 脂肪由来培養幹細胞(ASC)と非培養間質血管細胞群(SVF)の膝関節腔内注入療法の臨床比較研究 第17回日本再生医療学会総会(シンポジウム)2018

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